木村拓哉が主演を務める連続ドラマ『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)。

その第7話では、主人公・沖田(木村拓哉)が、ついに、深冬(竹内結子)の脳腫瘍の手術(オペの)方法を見つけ出します。

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その方法とは、沖田の専門職である心臓のバイパス手術を応用して、脳幹の血管を繋ぐ。
そうすることで、神経を一つも傷つけずに、腫瘍を除去するというものです。

それは、まさに、沖田がシアトル在住時代の同僚から贈られた言葉

〝Back to the basics.〟(『初心に帰れ』)

の言葉に従った結果によるものでした。

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しかし、この第7話まで見てきた視聴者の中には、ある疑問を感じた方も多かったのではないでしょうか。

それは、手術(オペ)の方法を見つけ出すための間、沖田は、深冬に対して、何の治療も施さなかったことです。

芸能人やスポーツ選手の癌報道でもお馴染みの通り、通常、癌に罹患した患者は、

手術
放射線治療
抗がん剤

の3大療法を受けます。

特に抗がん剤は、手術とセットで、ほぼ必ず用いられる治療法です。

その用途としては、手術するには大きすぎる腫瘍の大きさを小さくするためや、あるいは、手術後、取り切れなかった可能性のある癌を消滅させるためなどです。

今回の深冬のケースでは、腫瘍が脳深部にある手術(オペ)が非常に難しいもので、そのため、手術(オペ)方法を見つけ出すまでに、非常に時間がかかっています。

その間、深冬の腫瘍は大きくなっており、第7話のセリフで深冬が沖田に言っていますが、腫瘍が大きくなればそれだけ手術(オペ)のリスクも高くなります。

そこで、沖田はその間、時間を稼ぐために、抗がん剤で腫瘍が拡大するのを一時的に阻止することを果たして考えなかったのか?という疑問が湧いてきて当然です。

沖田はなぜ、深冬に対して、抗がん剤を使用しなかったのでしょうか?

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実は、抗がん剤が効くか効かないかは、腫瘍の種類によって大きく異なってきます。

国立がん研究センターのがん情報サービスから、紹介しましょう。

8.化学療法で治癒可能ながん

抗がん剤で完治する可能性のある疾患は、急性白血病、悪性リンパ腫、精巣(睾丸)腫瘍、絨毛(じゅうもう)がん等です。

また、病気の進行を遅らせることができるがんとしては、乳がん、卵巣がん、骨髄腫(こつずいしゅ)、小細胞肺がん、慢性骨髄性白血病、低悪性度リンパ腫等があります。

投与したうちの何%かで効果があり症状が和らぐというのが、前立腺がん、甲状腺がん、骨肉腫、頭頸部がん、子宮がん、肺がん、大腸がん、胃がん、胆道がん等です。

効果がほとんど期待できず、がんが小さくなりもしないというがんに
脳腫瘍、黒色腫、腎がん、膵がん、肝がん等があります

 
がん情報サービス - 国立がん研究センター

つまり、脳腫瘍に抗がん剤が効かないというのは、国も正式に認めている歴然とした事実なのです。

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深冬に抗がん剤を投与しなかった沖田は、患者のことを第一に考える、最高の医師だったのです。
 

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