木村拓哉が主演を務める連続ドラマ『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)。

その第7話では、14歳の乳がん患者、道山茜(蒔田彩珠)が登場しました。

先天性胆道拡張症で手術を受ける予定の茜に乳がんの疑惑が…。
更なる検査を勧める主人公・沖田(木村拓哉)と、14歳の乳がん患者の症例は無いと突っぱねる乳腺科の児島(財前直見)が対立します。



結果は、カリフォルニアでの10歳の乳がん患者の症例を見つけてきた沖田の意見が通り、再検査へ。

乳腺分泌がんが発見され、茜は先天性胆道拡張症と同時に乳がんの手術を受けることに…。

不安に苛まれる茜に乳がんを告げるのは、深冬(竹内結子)の役目でした。

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深冬「状態にもよるけど、手術や放射線治療が必要になる…。 」

茜に乳がんの事実とその治療法を伝える上記の深冬のセリフ。

ひょっとすると、乳がん患者の方や、がん治療を受けたことのある方には、違和感のあるセリフに聞こえたのではないでしょうか? 

なぜなら、そこでは、抗がん剤について、一切触れられていないからです。

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通常、がんの治療は以下の3つの方法を組み合わせて行います。

  1. 手術
  2. 放射線治療
  3. 抗がん剤

特に抗がん剤は乳がんだけでなく、ほとんどの癌において、手術や放射線治療とセットで使われます。

現に北斗晶さんや小林麻央さんの治療でも、抗がん剤が使われていました。


北斗晶 最後の抗がん剤治療終える

デイリースポーツ
2016.4.22

タレントの北斗晶が最後となる9回目の抗がん剤治療を受け、一夜明けた22日、一睡もできなかったことをブログで打ち明けた。

小林麻央 手術後、抗がん剤治療を休止 ブログで明かす

dot.
2016/10/18 14:10

抗がん剤の影響で、完全に抜けた眉毛とまつげが、抗がん剤治療の休止から1カ月で生えてきたと報告。その写真を公開した。
 
これだけがん治療においてポピュラーな存在である抗がん剤。
脚本家がこの第7話の脚本を書くにあたって、たまたまセリフに書き込むのを忘れてしまったのでしょうか? 

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いいえ、違います。

実は、乳がん治療において、抗がん剤は、延命効果しかないことが明らかになっているのです。
 
8.化学療法で治癒可能ながん

抗がん剤で完治する可能性のある疾患は、急性白血病、悪性リンパ腫、精巣(睾丸)腫瘍、絨毛(じゅうもう)がん等です。

また、
病気の進行を遅らせることができるがんとしては乳がん、卵巣がん、骨髄腫(こつずいしゅ)、小細胞肺がん、慢性骨髄性白血病、低悪性度リンパ腫等があります

投与したうちの何%かで効果があり症状が和らぐというのが、前立腺がん、甲状腺がん、骨肉腫、頭頸部がん、子宮がん、肺がん、大腸がん、胃がん、胆道がん等です。

効果がほとんど期待できず、がんが小さくなりもしないというがんに、脳腫瘍、黒色腫、腎がん、膵がん、肝がん等があります。

 
がん情報サービス - 国立がん研究センター

いかがでしょうか。国の研究センターが、『乳がんに対しては、抗がん剤は延命効果しかない』とはっきりと言っているのです。

このドラマの医療監修は、順天堂大学医学部付属順天堂医院の天野篤先生と、中西啓介先生のお二人が担当されており、手術シーンの描写など、リアルさを追求する姿勢には感心させられます。

ひょっとすると、前述のセリフも、この抗がん剤の乳がんへの治癒率(延命効果しかない)という事実に基づいて作成されたものだった可能性もあります。

だとすると、現実の世界で、北斗晶さんや小林麻央さんに投与された抗がん剤は、果たしてどんな意味合いを持って施されたものだったのでしょうか?
 

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