これまでのあらすじ

第1話 なぜオーガニック薬膳料理研究家・高遠智子さんは28歳の時に癌になったのか?


その著書『食べものだけで余命3か月のガンが消えた 全身末期ガンから生還した、私のオーガニック薬膳ライフ』が30万部のベストセラーとなった薬膳料理研究家の高遠智子さん。

本日の記事では、その高遠さんが、余命3か月の末期癌から奇跡的に生還した理由について、言及していきます。

彼女(高遠さん)が癌を宣告されたのは28歳の時。
それは卵巣癌でステージ4、胃にも転移しており余命は半年という、あまりにも残酷なものでした。

一時は抗ガン剤の効果もあり奇跡的に消失した癌細胞でしたが、やがて再発。
腎臓、脊髄、乳房にも転移し、31歳になったばかりの秋、脊髄にまで転移した癌の影響から、立ち上がることができなくなってしまいます。

この時、実は肺に癌が転移していたのですが、高遠さんはそれに薄々気がついていたのです。

あわせてCT検査も行い、検査後は高熱を出して寝込んでいました。お手洗いはなんとか自力で行けましたが、水分をあまり摂れなくなっていたのでひどい便秘。この時は、おそらく検査で、今度は肺にガンが見つかっているのではないかと薄々予感していました。

高遠智子著『食べものだけで余命3か月のガンが消えた 全身末期ガンから生還した、私のオーガニック薬膳ライフ』 

告知を前に、彼女は、ある決断をします。
それは、これまで行ってきた抗ガン剤治療を止め、残された時間を、やり残したことを実現するために充てることでした。

そのやり残したこととは、生前の父親との思い出である、本物のモネの絵を見に行くこと。それを実現するために、残り少ない体力と気力を振り絞ってフランスへと渡ります。
 
そのフランスの市場で、その後の人生を決定付ける、ある食べ物との出会いを果たします。

それが、大嫌いだったトマトでした。

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モンマルトルのマルシェに着いて、咳き込みながら痛む箇所を手でさすりつつ、アテンドが探してくれるけれど、水は売っていない!
店の前に並んでいるものは、私が小さい頃から大嫌いなトマト!だった。
しかも少しセミドライがかっていて、とても水分があるようには思えない。
店主もアテンドもいいから食べろ!って。うるさいよ!
 
こんなに咳き込み、痛みもまた出てきて口の中、口内炎だらけで味覚もない。なんで今世最後の旅で、大嫌いなトマトを食べないといけないのだ!
臭いもない、味もない。それならば最後に食べてみても好き嫌いは関係ない。咳を抑えるひとつの手段として、食べてみよう。どうせ私は味覚がないんだ。
 
え、えぃ。ゆっくりと一口かじってみた。ほ!ほ!なんだか舌の裏から水分が上がってくる。うゎ~どんどん上がってくる。うゎ~なんだか涙出てくる。甘いってどういうこと?わお~えっ……甘いって感じている。味覚が出てきた⁉︎喉の奥から酸っぱさも感じている⁉︎涙がポロポロ出てくる。美味しい♪なんてトマトって美味しいのだ♪すごい唾液ドンドン出てくる。涙出てくる、なんだこれ♪
 
これってすごいこと。唾液ドンドン出てくるよぉ。これは食について向き合えってことじゃない?あとわずかな時間でも、学ぶことで何か改善につながるのか?学ばないといけない?

高遠智子著『食べものだけで余命3か月のガンが消えた 全身末期ガンから生還した、私のオーガニック薬膳ライフ』 
 
この出来事をきっかけに、食の大切さを理屈ではなく自らの経験として痛感した彼女は、フランスと中国で食とハーブ、漢方について学び、双方(西洋と東洋)の要素を組み合わせたオーガニック薬膳料理を、自らの料理教室で教えることにしたのです。

驚くべきことに、彼女は、自らが学んだオーガニック薬膳の知識をベースにした料理を自らも摂り続ける中で、医師から告げられた余命宣告の日をいつしか通り越し、最終的には、末期癌を完全に消すことに成功します。

長いこと患っていた私の体ですが、今は心をこめて作る料理のお陰で元気いっぱいです。余命3か月の宣告を受けたあの日から考えると、夢のようです。
 
今は、年に一度受ける健康診断ではまったく異常なし。石灰化した、ガン細胞だったものが肺、甲状腺、胆のうにある状態です

高遠智子著『食べものだけで余命3か月のガンが消えた 全身末期ガンから生還した、私のオーガニック薬膳ライフ』 
 
それでは、高遠智子さんが、末期癌を克服できた理由とは、一体何だったのでしょうか?

その3つの理由について、具体的に解説していきます。

  1. 抗ガン剤をやめた(=毒物が身体に入ってくるのを止めた)
  2. オーガニック薬膳料理を摂取した(=毒物が身体に入ってくるのを止めるとともに、既に体内に蓄積していた毒物を解毒した)
  3. 治療法を、自らの意思で選択した(=抗ガン剤治療を止め、食の力で細胞を活性化することを、選択した)

高遠智子さんが抗ガン剤を止めたのは、決してそれを止めることで癌が完治することを知っていたからではありません。むしろ、肺に転移した時点で、もう自分の命は長くない、死を受け入れて、死ぬ前にやりたいことをやり尽くして天に召されようと、決断したからだと思われます。

その証拠に、彼女はその著書に、こう綴っています。

もう命はわずかで朽ちていく、最後の過程なのだから、濡れ落ち葉で腐って去るのではなく、きちんと自分の人生に自ら何かしらの満足を得て、焚火にも使ってもらえる落ち葉になって昇天しよう。

高遠智子著『食べものだけで余命3か月のガンが消えた 全身末期ガンから生還した、私のオーガニック薬膳ライフ』 

しかし、結果的に、抗ガン剤を止めたことは、彼女が癌から生還することの強力な後押しをすることになりました。なぜなら、その時点で、抗ガン剤という毒物が、これ以上体内に入ってくることがなくなったからです。

まずここで私たちが認識しておかなければならないのは、抗ガン剤とは、それ自体が毒物で、その強力な毒性によって癌細胞を死滅させる、というコンセプトのもと開発された薬剤であるということです。

抗がん剤の中には、点滴するときに血管から漏れただけで細胞を壊死させるほど毒性の強いものもあります。この毒物が全身に張りめぐらされた血管から漏れるということは、全身に毒が回るということです。つまり抗がん剤を投与するということは、敵と味方が入り乱れている中に、マシンガンを無差別に撃ち込むようなものです。

奥野修司著『がん治療革命 「副作用のない抗がん剤」の誕生』 

ここで言う、敵とは、癌細胞のことで、味方とは、癌細胞以外の正常細胞になります。
もちろん、敵である癌細胞は抗ガン剤によって縮小します。
しかし、同時に味方である正常細胞が抗ガン剤の毒性にやられてしまいます。それが副作用と呼ばれるものになります。

がん細胞の特徴は、正常細胞に比べて活発に細胞分裂をつづけていることです。細胞が分裂するにはDNAをコピーしなければなりません。DNAにはその細胞の働きのすべてがプログラムされています。DNAの複製ができなければ、がん細胞は増殖できません。そこで、DNAに化学反応を起こしてDNAを損傷させたり、RNAを破壊したりと、遺伝子の複製ができないような毒物を合成してきました。これが抗がん剤です

抗がん剤の毒は血流に乗って全身にくまなく運ばれますが、抗がん剤が『効く』という背景には、正常細胞はがん細胞のように激しく細胞分裂をしていないから、がん細胞が先にやられるはずだ、というのが前提です。

実際、正常な細胞は成長段階で激しく分裂しますが、分化が終わるとほとんどの細胞は休止状態に入ります。ところが、約六十兆の細胞の中には、がん細胞と同じように激しく新陳代謝を繰り返しているところもあるのです。

たとえば毛根です。ほぼ毎日再生しているから、毛根の細胞分裂が止まれば再生できずに禿げてしまいます

腸管上皮や胃の粘膜もそうです。腸の粘膜など一日か二日で生まれ変わります。ここが抗がん剤の毒に触れると、どろっと溶けてしまうこともあります。すると腸管から栄養が吸収できなくなり、吐き気や激しい下痢となってあらわれますこれが副作用です

その中でもっとも恐ろしいのが『骨髄抑制』です。赤血球や血小板がやられると血を造れなくなるし、白血球などがやられると免疫が著しく低下しますがんで亡くなるより先に肺炎で亡くなることがよくあるのはこのためです。

奥野修司著『がん治療革命 「副作用のない抗がん剤」の誕生』 

もちろん、正常細胞にこれだけの犠牲を強いても、敵である癌細胞が死滅してくれるなら問題はありません。しかし、残念ながら、癌細胞を抗ガン剤で完全に死滅させることはほぼ不可能なのです。

例えば抗ガン剤。なぜみんな治らないのに効果があると論文でなるか。試験の立て方に根本的問題があるからです。だいたい試験期間は4~8週間がほとんどで、この期間だと10%~20%は腫瘍が縮んだ様にみえるので、効果ありとなります。しかし抗生剤耐性菌やスーパー雑草と同じで、癌は耐性を獲得するのでむしろ治らなくなります。試験期間をもっと長くすればわかるのですが、製薬会社はそういう試験はあえてしないのです。 

内海 聡 - 科学の嘘(重要) | Facebook 

高遠智子さんの場合、たまたま死を覚悟し、余命を好きなことに使うために抗ガン剤を止めたことで、結果的にそれ以上の毒素を体内に入れることをストップさせ、その結果、身体の免疫力低下を防ぐことに成功したのです。
もちろん、癌に耐性を付けさせて、それがリバウンドするリスクも軽減されました。
これが高遠智子さんが末期癌から生還できた第一の理由です。


次に高遠智子さんが行ったのは、オーガニック薬膳料理を摂取したこと。

この、オーガニック薬膳料理は、2つの意味で、彼女の癌を消失させることに貢献しました。

1つは、オーガニックな食材を使用することで、化学物質(=農薬や食品添加物など)がそれ以上体内に入ってくる機会を極力減らすことに成功したからです。
また、2つ目として、高遠智子さんは、そのレシピに、ハーブ等、デトックスに有効な食材を多用しています。これによって、それまでの添加物にまみれた食事や抗ガン剤により体内に蓄積した毒物(=化学物質)を解毒することができました。

こうして、入ってくる毒物を極力減らし、かつこれまでに摂取した毒物を体外に排出することに成功した高遠智子さんの身体は、みるみるうちに毒素が抜け、クリーンな状態になっていったのです。


最後に、これが最も大切なことなのですが、彼女が末期癌から生還した最大の理由、それは、彼女自身が、癌を治すために何が必要なのか、自らの頭で考え、その考えを実行していったことです。

彼女が行ったのは、抗ガン剤を止め(もっとも、先述した通り、これは偶然の産物なのですが)、食の力で自らの細胞を活性化することです。
それを彼女は、誰に指示されたわけでもなく、自らの体験から、自らの意思により実行していきました。

このことに比べれば、これまでお話ししてきた第1の点(=抗ガン剤を止めたこと)や第2の点(=オーガニック薬膳料理を摂取したこと)など、単なるテクニック論(=枝葉末節の話)に過ぎません。

その証拠に、例えば西洋医学を止めてマクロビに走っても、癌が治らない人は大勢います。
それは癌が発症する本当の理由を自ら考えようとしないで、それぞれの療法(=治療法)に依存し、その療法に治してもらおうという甘えがそうさせてしまうのです。

その甘えがあるうちは、癌は絶対に治らない。

それはその療法が西洋医学であろうと、東洋医学であろうと、代替医療であろうと、すべて同じです。

調子が悪くなったらと言って、すぐに医者に駆け込む。
栄養を摂るために点滴を行う。
癌を死滅させるため、医者の言うままに抗ガン剤や放射線治療を行う。

こういう患者は、絶対に癌を治すことはできません。 

そこには、依存心しか存在していないのですから…。


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