1945年8月9日、長崎の原爆(原子爆弾)投下時に、爆心地からわずか1.8㎞に位置する浦上第一病院で被曝した医師、秋月辰一郎氏の著書『死の同心円』には、秋月氏が、被曝者である患者や医療スタッフに、玄米で握ったおにぎりと味噌汁を配ったことが、記されています。

その医療スタッフや患者は、多少の下痢があったことが記されていますが、爆心地に長期間滞在していたにもかかわらず、奇跡的に生き延びることができました。

ただ、この秋月氏の逸話は、長らく様々な形で語り継がれてきたものの、その科学的な根拠は未解明なままでした。

ところが、1990年以降、広島大学名誉教授の渡邊敦光博士によって行われた動物実験によって、その科学的な根拠が示されました。

渡邊博士は、みそ入りのエサを与えたマウスと、通常のエサを与えたマウスに強い放射線を照射して、その後のようすを調べました。通常のエサを与えたマウスは照射後10日で次々と死にはじめますが、みそ入りのエサを与えたマウスの多くは生き延びていたのです。

みそに含まれる「メラノイジン」が力の源 - パルシステム放射能レポート 

そして、その後の実験により、その科学的根拠が明らかになったのです。

さらにその後の動物実験で、みそに含まれる「メラノイジン」という成分が、腸内の善玉菌である乳酸菌を数十倍に増やすことがわかりました。免疫をつかさどる腸が乳酸菌で活性化され、からだを放射能から守ったと考えられています。

科学的にも解明されつつある「みその力」。

力の源といえる「メラノイジン」は、同じみそでもよく熟成したものにたくさん含まれていることがわかり、研究が続けられています。

みそに含まれる「メラノイジン」が力の源 - パルシステム放射能レポート 

この記事を読んですぐにスーパーに味噌を買いに行こうとしたみなさん。一つだけ留意していただきたいことがあります。

スーパーの棚に置いてある数多くの味噌のうち、酵母が生きている本物の味噌を選ぶようにしてください。

なぜなら、スーパーで売っている味噌の大半は、添加物まみれのニセモノの味噌だからです。

昭和のはじめ頃までは、一般的な味噌の熟成期間は1年から3年程度でした。

しかし第二次大戦後は、伝統製法による理想にとって代わって、効率最優先の製法で作られる「速醸味噌」が、一般的な味噌となってしまいました。
 
速醸味噌とは、加熱して無理やり麹の働きを活発にし、本来なら1年かかる熟成時間を、わずか20日くらいに短縮して味噌を造る手法です。
 
この速醸味噌には、殺菌や長期保存、変質変色防止や風味づけのために、たくさんの種類の化学合成された添加物が使われています


そして、これらの添加物まみれの速醸味噌には、当然のことながら放射能から身体を守ることができません。

味噌も同様である。大豆を使った食品としては味噌、醤油、納豆、豆腐、テンペなどいくつも種類があるが、これらは良質の塩を使っていることと発酵しているからこそ意味がある。

スーパーの味噌はその意味において本当の味噌ととても呼べないものである。

減塩にすると、腐敗してしまうために防腐剤を添加している
。また、減塩による味の低下をカバーするために、pH調整剤や化学調味料、香料や着色料などが加えられ添加物まみれなのである

味噌に含まれる菌は微生物として放射能の解毒に作用する。
これは様々な菌がそのような効果を持っていることが知られ、また本当に良質の乳酸菌にも放射能の解毒作用があることが言われてい
る。

内海聡著『放射能と原発の真実』 

大切なのは、添加物の入っていない酵母が生きている本物の味噌です。
そのような本物の味噌を見分けるポイントは、容器に味噌が呼吸するバルブ穴が空いているか否かです。

ぜひ、バルブ穴の有無を確認し、バルブ穴がある味噌を購入するようにしましょう。
 
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本物の味噌の見分け方、それは呼吸口がついているかどうかを見ればよい