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木村拓哉が主演を務める連続ドラマ『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)。
第6話にて最高視聴率を更新するなど、後半に向けて一層の盛り上がりを見せてきています。

その第7話。描かれたのは、14歳の乳がん患者でした。

そんなとき、小児科を訪れた14歳の少女に、沖田は乳がんの疑いを抱く。
ところが乳腺科の医師・児島(財前直見)に「14歳で乳がんの前例はない」と言いきられ、それ以上検査をすることが出来ない。諦め切れない沖田は…。(modelpress編集部) 

進む深冬(竹内結子)の病に焦る沖田(木村拓哉) 壮大(浅野忠信)の心境に変化?「A LIFE~愛しき人~」<第7話あらすじ> - モデルプレス 

先天性胆道拡張症により入院している14歳の少女の乳頭から出血が…。
乳がんか否かの診断を巡って、主人公・沖田(木村拓哉)と乳腺科の医師・児島(財前直見)の意見が対立します。

双方の主張を見ていきましょう。

◎沖田の主張:少しでも乳がんの疑いがあるなら、マンモグラフィーや生検で徹底的に調べるべき。理論上、14歳で乳がんに罹患することは十分にあり得ることだ。

◎児島の主張:本当に患者のことを思うなら、無駄で苦痛な検査はやめるべき。14歳の乳がん患者など、確率的にはありえない。

その後、沖田は海外での症例を調べ、カリフォルニアで10歳の乳がん患者のケースを見つけ出し、改めて児島にマンモグラフィー検査をするよう主張します。

沖田「可能性がゼロではない限り、その可能性を追求すべきです!」

ここからは、沖田と児島のそれぞれの主張を医学的な観点から検証していきましょう。

  • マンモグラフィーは、患者の発癌リスクを増大させる

まず、児島の主張の中の、『本当に患者のことを思うなら、無駄で苦痛な検査はやめるべき』とは、何を意味しての発言なのでしょうか?

実は、マンモグラフィー検査は、検査を受けた患者の発癌リスクを増大させるのです。

すでに述べたように、たとえばCT(コンピュータX線断層撮影)などに代表される医療器具で大量の放射線を浴びても、人は即座に死なないが発がん性が増すことなどがわかっている。検診などでの放射線被ばくが多くの病気を作り出していることは、善意の医学者ならばみな知っている当たり前の事実である。CTや胃のバリウムやマンモグラフィーは、実際に多数の病気を作ってきた。胸部レントゲン検査でも肺がんの発生率が増加することもすでに述べた。

内海聡著『放射能と原発の真実』 

つまり、児島が言いたかったのは、可能性が低い中わざわざ検査をすることで、結果的にその少女の乳がんの発癌リスクを高めてしまうのことは、患者自身(その14歳の少女)のためにならない、ということにほかなりません。

それは、単に自分の主張をごり押ししたかったのではなく、本当に患者のことを考えての発言だったのです。



一方で、検査することを強引に主張した沖田の判断は、患者の立場を考えない、医療サイドの独りよがりの考えなのでしょうか?

実は、そうとも言い切れない複雑な事情があるのです。


  • 現在の日本において、若年層の乳がんリスクは、間違いなく上昇している

沖田の主張する通り、現在の日本では、若年層にも乳がんが発症する確率が十分にあり得ると私は考えています。
その主張を裏付ける根拠を1つ紹介しましょう。

その前に、前提として、乳がんが発症する原因は何か?
について私たちは認識しておく必要があります。

乳がんや前立腺がんなど、ホルモン依存性のがんの原因となっているのは、女性ホルモンであるエストロゲンです。

高濃度のエストロゲンを口に入れつづけた場合はどうなるか。もちろん人体実験をするわけにはいかないが、疫学的な調査では卵巣がんや乳がん、前立腺がんなどのホルモン依存性がんが発症しやすいといわれる。

奥野修司著『がん治療革命 「副作用のない抗がん剤」の誕生』 

そして、驚くべきことに、スーパーで販売しているアメリカ産の牛肉には、大量のエストロゲンが含まれているのです。

二〇〇九年に北海道大学遺伝子病制御研究所客員研究員の半田康医師らは、日本癌治療学会などで衝撃的な事実を発表した。

半田氏らが日本の大手スーパーで販売されているアメリカ産牛肉と国産牛に残留するエストロゲンの濃度を計測したところ、アメリカ産牛肉の赤身肉でなんと六百倍脂肪で百四十倍も高かったという。アメリカでは肉を柔らかくすると同時に肉の産出量を増やすために、牛の肥育にエストロゲン(女性ホルモン)が使われているからだ。

奥野修司著『がん治療革命 「副作用のない抗がん剤」の誕生』 

そして、それだけでなく、この六百倍という数字は、現在において、さらにその数値が拡大している恐れもあるという。

ただし、この六百倍という数字は、BSEの発生でアメリカ産牛肉の輸入を生後二十カ月未満に限定していた時代に計測していたもので、二〇一三年から三十カ月未満にまで拡大された現在、さらに増大している可能性もある。とすれば、今後日本もアメリカの後を追って、ホルモン依存性がんはさらに増えていくことは予測できる。

奥野修司著『がん治療革命 「副作用のない抗がん剤」の誕生

つまり、現在日本のスーパーに流通しているアメリカ産牛肉には、国産牛の推定「600×30÷20=900倍」ものエストロゲンが残留している可能性さえあるのです。

沖田が探してきた外国の症例はカリフォルニアで10歳の症例でした。

もし当該の入院患者(14歳の少女)が、毎日スーパーで購入したアメリカ産の牛肉を食べている場合に、そのカリフォルニアの10歳の少女と同じだけの乳がん発症リスクがあると考えても、全く不思議はないのです。

ドラマの中では、結果的に、その少女は乳腺分泌がんと診断され、児島の手術を受け治療に成功します。

おそらく沖田は、現在の日本での患者の乳がんリスクの増大を念頭に入れつつ、目の前の症例と照らし合わせながら慎重に検討した結果、検査することを主張したのではないでしょうか。

だとしたら、沖田は児島とは違う視点で、やはり患者のことを第一優先に考えていたのではないかと思われるのです。

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現実の世界で、沖田が危惧したような10代の乳がん患者が登場する日も、そう遠くないのかもしれません…。
 

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