驚異的なヒットとなった映画『ボヘミアン・ラプソディ』。

映画の余韻も醒めやらぬ中、私自身も、Apple Musicでクイーンの曲をリピートし続ける毎日です。

そこで、今回の記事では、映画の感動をもう一度味わえる、最強のプレイリストの作り方を徹底解説。

このプレイリストを参考に、最高の音質でクイーンの楽曲を楽しんでください!


1.20th Century Fox Fanfare

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( 収録アルバム『ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)』)
 
映画のオープニングを飾る20世紀FOXのファンファーレですが、さすがはクイーン。

通常のバージョンとは異なり、映画の音楽プロデューサーも務めているブライアン・メイとロジャー・テイラーの演奏にのっけから心を掴まされます。 


2.Somebody To Love

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 (収録アルバム『華麗なるレース』(1976年))

オペラ座の夜』(1975年)の兄弟アルバムとして翌76年に発売された『華麗なるレース』に収録のヒット・シングル。(全英2位、全米13位) 

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映画では、オープニングのクレジットから、ライブ・エイドのステージ直前までのシーンにかけて効果的に使用されています。(ここから一気に過去(バンド結成前)へと物語が巻き戻る構成も見事としか言いようがありません)

この『華麗なるレース』も、『グレイテスト・ヒッツ』同様、ボブ・ラドウィッグによる2011年リマスターによるもの。

オープニングのゴスペル調のコーラスに被さるジョン・ディーコンのふくよかなベース・ラインと、ロジャー・テイラーのドラムスのエネルギー溢れるアタック音が堪能できる素晴らしいマスタリングです。


3.Doing All Right

(収録アルバム『ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)』)

もしかしたら、この曲が、今回発売された『ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)』の最大の目玉なのかもしれません。

クイーンの全身バンド、スマイルのメンバーが、この映画のサウンドトラックのために50年ぶりに(ボーカルのティム・スタッフェルを含めて)再集結してレコーディングしたのが、この「Doing All Right」です。

クイーンのバージョンが、白人的なハード・ロック・テイストのアレンジなのに対して、スマイルのそれは、よりブルース・ロック的なアプローチの楽曲となっています。

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4.Keep Yourself Alive(Live At The Rainbow)

( 収録アルバム『ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)』)

デビュー・アルバム『戦慄の王女』のオープニングを飾るナンバーで、彼らにとってのデビュー・シングル。

スタジオ・バージョンをはるかに凌駕するグルーヴ感で演奏されるライヴ・テイクは圧巻の一言です。

映画では、フレディ加入後の新生クイーンとしての初めてのギグで披露されるナンバーとして紹介されていました。


5.Seven Seas of Rhye

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(収録アルバム『クイーンⅡ』(1974年))

アルバム『ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)』には、収録時間の関係で惜しくも収録されなかったものの、映画の中では、クイーンとしての初めてのレコーディングのシーンで使用されています。

実際には、セカンド・アルバム『クイーンII』に収録された、彼らにとってのサード・シングルで、初のTOP10ヒットを記録しています。(全英10位)


6.Killer Queen

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(収録アルバム『シアー・ハート・アタック』(1974年))

サード・アルバム『シアー・ハート・アタック』(1974年)の先行シングルとして発売され、全英2位を記録した彼らにとって初の大ヒット曲。

映画ではBBCテレビの音楽番組「TOP OF THE POPS」出演時に口パク(=実際に演奏せずに歌っているフリをすること)を拒否する場面で演奏されました。

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7.Fat Bottomed Girls(Live in Paris)

(収録アルバム『ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)』)

1978年発売のアルバム『ジャズ』から、「Bicycle Race」との両A面シングルとして発売され、スマッシュ・ヒットを記録したナンバー。

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映画では、初のアメリカ・ツアー(1974年)のシーンで流れるものの、サントラ盤に収録されたのは1979年のパリ公演のライヴ録音(貴重な未発表音源)です。


8.Love of My Life

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(収録アルバム『オペラ座の夜』(1975年))

ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)』には、この曲のライヴ・バージョンが収録されています。

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映画の中では、アルバム『オペラ座の夜』のレコーディング・セッション時に、マネージャーのポール・プレンターに告白されるシーンにおいて、フレディのピアノの弾き語りという形で最初に登場します。(二度目は後述するように、恋人メアリーとの悲しい別れのシーン)

映画を見た方であれば、アルバム『オペラ座の夜』に収録されているスタジオ・バージョンを、プレイリストのこの位置に入れることに反対する方はおそらくいないでしょう。


9.Bohemian Rhapsody

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(収録アルバム『オペラ座の夜』(1975年))

映画のタイトルにもなった、彼らにとって最大のヒット・シングル。(全英1位、全米9位)

バラード・ロック〜オペラ〜ハード・ロックと短いパートをめまぐるしく変化させながら展開していく構成は見事としか言いようがありません。

このアルバムも、ボブ・ラドウィッグによる2011年マスタリングによるリマスター音源です。


10.Now I'm Here(Live At The Hammersmith Odeon)

(収録アルバム『ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)』)

映画で使われているのは、1975年12月24日のロンドン、ハマースミス・オデオンでのライヴ・テイク。

この曲のスタジオ・バージョンは、アルバム『グレイテスト・ヒッツ』に収録されていますが、サントラ盤に収録されたこのライヴ・バージョンの迫力に軍配が上がります。


11.Love of My Life(Live At Rock In Rio)

(収録アルバム『ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)』)

この曲は、元々は、フレディが生涯愛した女性、メアリー・オースティンに捧げたナンバーですが、皮肉なことに、映画では、フレディとメアリーの悲しい別れの場面で流れます。

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このシーンに使われている音源は1985年1月18日の『Rock in Rio』のもの。
ここでも現実と映画では、約10年間のインターバルが生じています。


12.Crazy Little Thing Called Love

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(収録アルバム『グレイテスト・ヒッツ』(1981年))

1981年のアルバム『ザ・ゲーム』に収録され、彼らにとって初の全米ナンバー・ワンに輝いたロカビリー・ナンバー。

映画では、フレディが大邸宅で開催する乱痴気パーティーの場面で使われます。

この曲以降、映画のテーマが、徐々にクイーンの成功物語から、フレディの孤独と絶望へとフォーカスしていくことになります。

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13.We Will Rock You

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(収録アルバム『世界へ捧ぐ』(1977年)) 

1977年発売のアルバム『世界に捧ぐ』から、「We Are the Champions」との両A面シングルとして発売され、英米ともにTOP5を記録した彼らの代表曲の一つ。(全英2位、全米4位)

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映画のシーンでは、短髪でヒゲを生やしたフレディがレコーディングしていますが、実際は1977年の作品で(フレディが短髪になるのは映画でも描かれていたとおり1980年代に入ってから)、この曲のプロモーション・ビデオにも長髪のフレディが写っています。

アルバム『世界に捧ぐ』もボブ・ラドウィッグによる2011年リマスターです。 


14. Another One Bite The Dust

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(収録アルバム『グレイテスト・ヒッツ』(1981年)) 

ジョン・ディーコン作のファンク・ナンバーで、前作「Crazy Little Thing Called Love」に続き、全米1位を獲得した大ヒット曲。 

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映画の中でも描かれているとおり、ディスコ調のアレンジに対して、当初ドラマーのロジャー・テイラーは激しく反発していましたが、ロジャーは後に、「あれは間違っていた」と自身の誤りを認めています。

レコーディングのシーンに続いて、フレディが、マネージャーのポール・プレンターに先導されながら、ゲイ・コミュニティの中で放蕩を繰り返すシーンを象徴的に描くのに使われていました。 


15.I Want to Break Free

(収録アルバム『ザ・ワークス』(1984年)) 

女装したメンバーが登場するプロモーション・ビデオが強烈な印象を残す1984年の作品。

アルバム『ザ・ワークス』からシングル・カットされ全英3位を記録するなど、北米を除いて、ヨーロッパを中心に全世界で大ヒットしています。 


16.I Was Born To Love You(Vocals & Piano Version)

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(収録アルバム『メイド・イン・ヘブン(デラックス・エディション)』)

映画を見た方の中には、エンディングのクレジットの中にこの曲が含まれているのを見て、一体どの場面で使われているのだろうと、疑問に思った方もいらっしゃるかもしれません。

実は、フレディがソロ・アルバムのレコーディングを行っていた1984年のミュンヘンで、元恋人のメアリーからの国際電話をマネージャーのポール・プレンターが取り次がない場面において、フレディがピアノで弾いていたのが、この「I Was Born To Love You」のメロディなのです。

木村拓哉さん主演のTVドラマ『プライド』の主題歌としてこの曲を知った方にとっては、クイーンの代表曲という印象が強いと思いますが、元々は、フレディ初のソロ・アルバム『Mr.バッド・ガイ』(1985年)からのファースト・シングルで、後のクイーン・バージョンとは異なるディスコ調のアレンジでした。

1995年発売のアルバム『メイド・イン・ヘブン(デラックス・エディション)』のボーナス・トラックとして収録されたのが、フレディのピアノの弾き語りによる「I Was Born To Love You(Vocals & Piano Version)」。

映画の場面に最も近いアレンジの「I Was Born To Love You(Vocals & Piano Version)」は、この曲のメロディの美しさを一層際立たせる素晴らしいバージョンとなっています。


17.Under Pressure(Single Version) 

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(収録アルバム:David Bowie『A New Career in a New Town』(2017年)) 

デヴィッド・ボウイとの共演曲。

1981年にシングルとしてリリースされ、アメリカでは最高29位と低迷するものの、イギリスでは「Bohemian Rhapsody」に続く2枚目のナンバー・ワン・ヒットとなっています。(この頃から、クイーンのアメリカでの人気が低迷していきます。)

後に、この曲は、アルバム『ホット・スペース』に収録されることになりますが、映画のワンシーンで、フレディが、女性記者から自身の性的嗜好について激しく追求される記者会見の場面があり、その時に彼らのバックに貼られていたのが、アルバム『ホット・スペース』のジャケット写真をモチーフにしたポスターでした。

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ボブ・ラドウィッグによる2011リマスターが施された『ホット・スペース』の音源も捨て難いですが、より高音質でお聴きになりたい方は、デビッド・ボウイが2017年に発表したBOXセット『A New Career in a New Town』に収録された2017年リマスター・バージョンがおすすめです。

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映画では、降りしきる雨の中、フレディが、マネージャーのポール・プレンターに解雇通告するシーンのバックに流れています。


18.Who Wants to Live Forever

(収録アルバム『カインド・オブ・マジック』(1986年))

1986年リリースのアルバム『カインド・オブ・マジック』からのシングル曲。

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実際の時系列的にはライブ・エイドよりも後の曲で、映画の中ではフレディが自分の体の不調に気付き、診察を受け、鏡に向き合うシーンで使われています。


19.Bohemian Rhapsody(Live Aid) 
20.Radio Ga Ga(Live Aid)
21.Ay-Oh(Live Aid) 
22.Hammer to Fall(Live Aid) 
23.We Are the Champions(Live Aid) 

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(収録アルバム『ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)』) 

伝説のライブ・エイドからの4曲。 

ライブ・エイドでのクイーンの演奏は、これまで、DVDソフトのみが発売されていましたが、純粋な音源としては、今回のサントラ盤にて初めてリリースされました。 

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実際のライブ・エイドでは、上記の4曲以外に、「Crazy Little Thing Called Love」、「We Will Rock You」も披露されており、今回の映画でも、この2曲を含めた完全盤の映像が撮影されているとのこと。 

今後予定される映画の映像ソフトの発売時に、ぜひともその未公開シーンも含めてリリースして欲しいと思うのは私だけではないはずです。 


24.Don't Stop Me Now 

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(収録アルバム『ジャズ』(1978年)) 

映画では、ライブ・エイドでの演奏後、ステージを去るシーンのストップ・モーションから、エンディングのクレジットにかけて、実際のクイーンの演奏によるこの曲のプロモーション・ビデオが流れます。 

今回のサントラ盤には、ブライアンが新たにギター・トラックを追加したニュー・バージョンが収録されていますが、映画の趣旨から考えても、ここでは敢えて、アルバム『ジャズ』収録のオリジナル・ヴァージョンを挿入したいところです。


25.The Show Must Go On 

(収録アルバム『イニュエンドウ』(1991年))  

フレディ存命中にリリースされた、実質的なラスト・アルバム『イニュエンドウ』からのシングル曲。

命ある限りショーを続けなくては、という歌詞からもわかるように、エイズの進行により死期が迫っていたフレディ自身のことを歌ったナンバーです。 

映画のエンドロールにこの曲を配置したブライアンとロジャーの気持ちを思うと、涙無くして聴くことはできません。 


現在、クイーンの一連のアルバムは、いずれも、ボブ・ラドウィッグによる2011年リマスター音源が基本となっています。

いずれも、アナログ盤時代のグルーヴ感を最大限に再現した素晴らしい音質なので、スタジオ・バージョンの曲は、2011年リマスター音源を、映画でのみ使用されているライヴ・バージョンは、サントラ盤『ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)』から選曲することで、最高音質のプレイリストを楽しむことができます。

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この記事を参考に、みなさんが、クイーンの素晴らしい楽曲を、最高の音質で聴いていただけるのならば、それ以上の喜びはありません。 


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